今年も残り1ヶ月!税理士の仕事の達成感をさらに高める、唯一の考え方

日々やることは山積みだし、それに対して出来る限りの働きはしている。でも、ふと振り返ると、本当に自分は成果を上げられているのか、顧問先や一緒に働くスタッフにはどう思われているのか、不安がよぎることはないでしょうか。
また今の働き方をずっと続けたとして、税理士として幸せな人生を成し遂げられるのか……ストレスフルというわけではないものの、時々悩み、そして考えてしまうことはあると思います。
人が「モチベーション」や「達成感」を感じながら前に進むためには、どうしたらいいのでしょうか。
- やるべき事はやっているけど、自分の成長につながっているか疑問がある
- より毎日の仕事を充実感と達成感を持って取り組みたい
- 税理士として、自分はどうあるべきか悩む
- 顧問先に自分はどう思われているか、ふと不安がよぎる
このような感覚がある方は、今回のお話は参考になるかもしれません。
気づけば2020年もあと1ヶ月半。今年はコロナなど世界規模の変化もありました。改めて個人単位で1年を振り返ったとき、きちんと成長できた年だと言えるよう、もう一度背筋を一緒に正していきましょう。
モチベーションが下がってしまう3つの原因
「仕事は頑張っているが、以前のようなエネルギーが沸いてこない」
いうなればこれは「モチベーションの低下」の状態です。なぜ、人はモチベーションが下がってしまうか原因を知っているでしょうか。
そこには大きく3つの理由があります。
達成感が感じられない
本来ならば、仕事をすることで感謝やお金などの対価が返ってきます。そして達成感を感じ、次も頑張ろうと思えます。
しかし一度感じた達成感は、刷新し続けなければなりません。なぜなら、いずれ当たり前になってしまい、達成感を感じられなくなってしまうからです。
そのため、もし今、普通に仕事に取り組み対価が返ってくる状態なのに、なんだか物足りなさを覚えるようなら、自分の心は今に満足できていないのかもしれません。
頑張りが評価につながっていない
人は、周りに認められたいと思っています。しかし、頑張りに見合った感謝や評価がなかった場合、どんなに成果を上げてもモチベーションは低下していきます。
給与や賞与などの対価だけではなく、感謝の言葉でも評価されていると感じるものです。
皆さんは自分の頑張りが、正しく評価され、日々の満足感に繋がっていると感じますか。
そもそもモチベーションは下がってしまうもの
日々仕事をする上で、エネルギーは常に消費され疲労は蓄積していきます。そして疲労からネガティブな言動を繰り返してしまうと、結果として仕事をすること自体がモチベーションを下げてしまうのです。
例えば、確定申告などの繁忙期に「期日に間に合わなかったら大変なことになる」など、心の中でネガティブな言葉を繰り返してしまいます。そして業務に追われ続けることによって、心も疲弊しエネルギーが湧いてこなくなります。
ミッション・ビジョン・バリューという軸を持っていますか
モチベーション低下を引き起こす3つの原因をご紹介しました。ではモチベーションが高い人とははどのような人でしょうか。それは、大きな志や夢を持っていたり、高い目標を持っていたりする人です。つまり代表税理士として、会計事務所の「ミッション・ビジョン・バリュー」を軸として持っている人を指します。
直訳すると、ミッションは存在意義、ビジョンはありたい姿、そしてバリューは日々の行動指針です。
例えばやりたい事があるのに、合理性のためにそれとは別の仕事に携わっていると、どんなに評価されても心は満たされず、モチベーションは上がりにくくなります。
また軸がない状態で、その場その場でやりたい仕事ややるべき事に取り組んでいると、中長期で見た時に、充実感や成長を味わえない自分に気づく方もいます。
軸となる考えを持つことで、物事を選択する時に、自分にとって本当に必要なものに立ち返ることができるのです。
「ミッションドリブン」という思考で生きること
ミッション・ビジョン・バリューの中身はそれぞれ異なりますが、全ては体系だっている必要があります。
ミッション:熱意を持った起業家を自分が支援することで多く生み出し、日本を明るくしたい
ビジョン:起業に悩む人がまず相談したくなる存在として、二人三脚で事業発展に取り組んでいる
バリュー:チャレンジ精神と夢みる心を大事にし、行動力と成長意欲を私たちも発揮する
ある税理士さんがこのようなミッション・ビジョン・バリューを掲げたとします。それぞれが繋がっていることが重要ですが、同時に掲げたこれら想いに沿って、日々を行動(ドリブン)させなくてはいけません。
例えば意思決定の際やちょっとした考えを発する際も、自然とこの3つの想いに則したものにしていくよう、自分を整えていくことが「ミッションドリブン」の考え方です。
正しい思考は体験しながら身につける
一貫性を持って行動するためには、心から納得できるミッションを見つけていくことが必要です。
年末が近い今はこうしたことを考えるのに最適な時期ですが、自分の想いを整理しながら振り返ることに慣れていないと、ミッションを見いだしていくのは困難です。
そんな税理士の方には、「一般社団法人 いい税理士協会」が12月6日(日)、19日(土)に主催するセミナーが役立つかもしれません。
「ミッションドリブンで勝ち残る『いい税理士』の思考法とは?」と題した本セミナーは、AI(人工知能)や自動化の波など、競争が激化する時代においても勝ち残れる税理士になるために、揺るぎないミッション・ビジョンを立て、やり抜くマインドを身につけるための実践的な内容になっています。
講師を務めるのは、アタッカーズ・ビジネススクールの加藤忠氏。7,500人以上の起業や新規事業、キャリアアップの相談に乗る人物です。
セミナーではミッションやビジョンを考えるための思考法や、時代の変化に飲まれる税理士とそうでない税理士の違いを知れるだけでなく、実戦形式のワークショップで日常の業務では味わえない学びが体験できます。
開催概要
日時:12月6日(日)、19日(土)14:00〜16:00 [受付開始 13:55]
※両日程とも同じ内容です。ご都合のよい日程でお申し込み下さい
テーマ:ミッションドリブンで勝ち抜く「いい税理士」の思考法とは?
参加費:無料
講師:加藤 忠(株式会社ABS 統括責任者、一般社団法人 いい税理士協会 理事)
定員:各日6名(予定)
会場:Zoomを利用したオンライン開催のため全国どこからでも参加可能です
申込み:申込みフォームはこちら(外部ページ)
主催:一般社団法人 いい税理士協会
講師プロフィール
加藤忠(かとうただし)
株式会社ABS/アタッカーズ・ビジネススクール統括責任者
大学卒業後、大手金融系企業の不動産事業部にて、新規事業開発実施。退職後運命的に「アタッカーズ・ビジネススクール」に出会い学ぶ。
IT企業立上げ後、自ら学んだ「アタッカーズ・ビジネススクール」に携わり、統括責任者として、座設計やカリキュラム開発、マーケティングや講座運営、受講生サポート等を通じて、アントレプレナー育成を行う。一方で、新規事業や戦略立案等の法人研修を手掛ける。
400以上の単発セミナーや、350以上の連続講座をプロデュースし、7,500人以上に渡る起業や新規事業、キャリアアップの相談を受ける。
著書:「企業における『成功する新事業開発』マニュアル」(日本能率協会総合研究所)
「いい税理士協会」は、中小企業の業績アップに貢献する「いい税理士」を目指す方のために、学びあいの場を提供する一般社団法人です。
上記のセミナー以外にも、様々なイベントや講座を常時開催しています。セミナー情報はメルマガ登録をおこなうことで、受け取ることができます。
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