0円で出来る税理士にうってつけのストレス解消法!マインドフルネスの取り組み方

税理士のみなさんは、日々責任ある業務と向き合っています。さらに長時間労働も多いことから、ストレスを抱え健康不安を訴える方もいらっしゃいます。
そこで取り入れたいのが、世界中のビジネスエリートの間で広がりつつある「マインドフルネス」という考え方です。
瞑想と聞けば、イメージしやすいのではないでしょう。古くは仏教の禅の考え方に端を発し、近年の研究でストレスからくる心身症状にも効果があることが明らかにされつつあります。
しかし瞑想と言われても何をすればいいのか、具体的に取り組める方は少ないと思います。そして、マインドフルネスがストレスに本当に効果があるものなのか気になる方もいるのではないでしょうか。今回は入門編として、マインドフルネスの基本の取り組み方についてご紹介してきます。

税理士のみなさんが、なぜストレスを抱えやすいのかについては、下記記事をご確認ください。

世界が注目するマインドフルネスについて

近年ビジネスマンにも人気になり、マインドフルネスの実践を朝の習慣としている方が増えています。しかし、ここ数年で当たり前に言われるようになったマインドフルネスとは、一体何なのでしょうか。
マインドフルネスとは、以下のように定義されています。

意識的に現在の瞬間に、そして瞬間瞬間に展開する体験に判断を加えず注意を払うこと
引用元:東京マインドフルネスセンター

よくマインドフルネス=瞑想と考える方もいますが、瞑想は今この瞬間に集中する1つの取り組み方を指し、「今この瞬間」を大切に生きることにあります。

マインドフルネスは、元々は仏教の瞑想に由来をしています。古代インドの言語「サティ(sati)」の英語訳として「心をとどめておくこと」や「気づき」と訳されたことが始まりで、それがアメリカで医療行為として派生し体系化され、現在の世界的な広がりに繋がっています。

マインドフルネスは体と心にどんな効果があるの?

心理学の治療法として確立したマインドフルネスは、現在うつ病再発防止や依存症治療など医療の現場でも用いられ、一定の効果が認められているようです。さらに、病気の人だけではなく健常な人にも広がりを見せています。
多感な時期の子供たちのため教育現場で実践していたり、ビジネスの場面では、ストレス軽減やリラックス効果があるだけではなく、感情コントロールや集中力、記憶力の向上、脳疲労を軽減させ仕事のパフォーマンスを向上させてくれる効果があったりします。

税理士の皆さんであれば、例えば繁忙期にストレスフルになった際や、顧問先訪問など、緊張感やプレッシャーを強く感じる場面でマインドフルネスを取り入れてみてはいかがでしょう。
マインドフルネスをおこなうことで、短時間で気持ちを入れ替えられるだけでなく、落ち着いて目の前の事に集中することができます。責任感の強さや柔軟な対応が求めらる立場の方こそ、マインドフルネスな状態によって、より健やかに業務を進め、さらなる成果につなげていけると考えます。

マインドフルネス瞑想のやり方

「今ここに集中」するマインドフルネスですが、早速基本の手順をお伝えしていきます。

マインドフルネス瞑想の基本

マインドフルネスの取り組み方

  1. 椅子に座る、もしくは床にあぐら座。骨盤を立てて姿勢を正します。
  2. 手を膝の上に軽くのせ、目を閉じます。
  3. 呼吸に意識を向け、鼻からゆっくり吸って鼻からゆっくり吐きます。この時呼吸は腹式呼吸で行います。
  4. 最初は3分ほどから始め、慣れてきて時間が取れそうな方は5分10分15分と時間を伸ばして行います。

マインドフルネス瞑想のポイント

座る際は腰を反りすぎず、ピンと上に引っ張られるように無理のない範囲で姿勢を正します。また床にあぐら座でおこなってもOKです。
瞑想中は呼吸に全意識を向けます。その際外側の音や気になる思考が頭をよぎるかもしれません。その時は「ダメだ!」と自分を責めるのではなく、「ああ、音が気になるんだな」「ああ、これを考えてしまっているな」と状態をありのまま受け止めます。
意識が逸れた自分に気づき、そのつど戻すことが何より大切です。

基本のマインドフルネス瞑想はたったこれだけ。おすすめのタイミングは、朝の起きがけや入眠前です。毎朝の眠気を引きずらなくなったり、1日の終わりに頭に溜まった思考を手放すことで、良質な睡眠が取れたりします。大切なことは1回に長い時間行うことよりも、1分でもいいから日々習慣的におこなうことです。
そうすれば、筋トレと同じで気づいた時には瞑想力が高まり、すっと今ここに集中でき、ストレスを手放すことができるようになっていきます。

税理士さんにおすすめ!マインドフルネスの取り入れ方

最後に、座って瞑想する時間が取れない税理士の方に向け、マインドフルネスを日常動作の中で取り入れる方法をいくつかご紹介します。

打ち合わせ前10秒でマインドフルネス
打ち合わせのちょっと前、席に座って書類を準備したら、目を閉じ(開いててもOK)3呼吸だけ深く呼吸し、マインドフルネス瞑想をしてみましょう。おそらく頭の中は打ち合わせの事でいっぱいかもしれませんが、あえて一旦手放すことで、頭の中はクリアになり、よりよい状態で打ち合わせに望めるかもしれません。

マインドフルネストークで人間関係アップ
例えば普段の挨拶も、相手に意識と心を向け、余計な考えや感情を全部手放して挨拶をすれば、いつも以上に相手に心を向けて声をかけることができます。
他人は自分の鏡ですから、きちんと向き合った相手は自然ときちんと向き直ってくるものです。マインドフルネスをと入れることで、人間関係そのものが良くなることもあるのです。

マインドフルネスイートでダイエット
税理士のみなさんは、食事のときスマホを触ったりお喋りをしたりなど、「ながら食い」をしていませんか? せめて最初の数口は食べ物の見た目、ニオイ、温度、食感、そして味に集中し、その他の思考を手放して意識を食事に集中させてみましょう。
マインドフルネスイートをおこなった方の中には、食事の満足感が高まり食べる量が減ったと言う方もいます。

まとめ

話題のマインドフルネスについて、取り入れやすい方法やその効果についてご紹介しました。
Lanchorでは、忙しい税理士のみなさんに、健康に気をつけながら高いパフォーマンスを発揮してほしいと考え、様々な役立つコンテンツを発信しています。ぜひ気になった方は、メルマガ登録をお願いします。

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